出題と選考
最小化
  
『推薦入学』と『一般入学』があります。
 「推薦入学」は、高等学校(在学・卒業)の推薦書と必要書類を送り、書類選考と面接、学校によっては作文、筆記試験などの総合点により、合否の決定がなされます。推薦入学の種類や名称上の違いは学校によってあるものの、大差はありません。推薦書を得るには、所定の学科成績条件を満たし、単願が原則です。一般入学よりも、合格の確率は高くなります。「一般入学」の多くは、各学校で筆記試験と面接を行い、調査書などを数値化して、総合点で合否を決めます。大学、短大との併願で、辞退する可能性の高い人が多く、合格率は推薦に比べると低くなります。
入学を左右するのは、何といっても面接です。試験官の観察眼は鋭く、あなたのやる気、決意、適性などを5分か10分で見極めようとします。変にとりつくろってもダメ。攻略のポイントは、素直に自分を出し、質問には過不足なく答えることです。
面接で聞かれる内容の多くは:1.自分について、2.志望動機について、3.将来の進路について、です。「自分について」は、高校生活の状況、長所・短所の自己診断、友達のことなど。「志望動機」は、あなたの目的意識を読み取り、在学期間中脱落せずにやっていけるかをみます。将来目的とする進路が具体的であるほど、入学後の取り組みが期待できるのではっきり答えられるようにしましょう
学力試験が行われる場合、入学後の学習に関連する基礎知識のレベルを測るのが目的です。試験科目
に合わせ、基礎知識を総整理しておきましょう

作文は、論理的な思考力、表現力など面接では分からない能力を判断するのが目的で行われます。ただ、大学入試の小論文のように、相当レベルの予備知識が必要な出題ではありません。志望動機や高校生活についての課題などを800字程度でまとめるような課題が中心です。
採点基準は、(1)誤字・脱字の程度、(2)論理性、(3)表現力、(4)独創性、(5)説得力、に大きく分かれます。作文が不慣れな人は、原稿用紙のルール、送りがななど基礎知識を押さえ、テーマに沿った説得力のある文章を、限られた文字数内で構成する練習をするとよいでしょう。特にビジネス系志望者には、ワープロ授業に語学力が不可欠です。志望校に作文試験がある場合には、十分な対策を積んでおくべきです。

たとえ完璧な入試準備をしても、面接の受け答えや考えをまとめる時に大きく影響するのは、当日の体調でしょう。急に変えられないのが生活習慣。日頃から規則正しい生活リズムを整えておくことです。試験前日はバランスのとれた食事と十分な睡眠をとり、当日は時間にゆとりをもって起き、朝食もきちんととりましょう。
専門学校合格には要素もいろいろですが、何よりも「この学校で学んで、絶対○○になりたい!」という強い気持ちが一番大切です。この熱意こそ、日頃の学習や生活への取り組み姿勢を作り上げるのです。明確な目的が、熱意のもと。まだ「なりたい自分」や「目的」が見えない人は、ガイドブックでじっくり検討してください。
あなたの態度も、面接のポイントに。スラスラと答弁することよりも、身だしなみや目配りなどから性格や集中力をチェックします。面接室に一歩足を踏み入れた瞬間から退室するまでが面接試験。かと言って、緊張しすぎるのは禁物です。あなたを入学させるために面接官は質問をしているので、落ち着いて答えてください。大切なのは、質問内容について自分の考えを正確に伝えられる表現力があり、基本的な動作・礼儀ができ、リラックスしていることです。
選択の注意点
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しっかりしたい学校選び。ポイントもたくさん。じっくりいろいろな方向から考えよう
あなたは趣味と仕事が一致する方がいいタイプですか。それとも趣味と仕事は別という方でしょうか。考え方はいろいろですが、実際、嫌いなことを職業にするのはとても辛いものです。やはり、少しでも好きな道へ進む方が気持ちよく働けて腕もあげられる近道と思われます。そのためには第一に「何になりたいのか」、そして「どんな学校へ行けばよいのか」を考えましょう。
目標が高いほど、希望が実現するのかと不安になるかも知れませんが、本当に好きな道であれば目標に向かって最大限の努力を続けることができ、その結果としての職業につけるのです。
目標が決まったら、そのために「何を学ぶべきか」で学校を選ぶのですが、ここで注目すべきポイントは関連教育科目でしょう。
専門学校では、理論や教養よりも、実技や実習にウエイトを置いたカリキュラムであるがゆえに、その卒業生は即戦力として多くの企業に歓迎されています。しかし、反面では広い視野や教養、創造性などに欠けがちな面もあるという意見があることも否定できません。
これから専門学校を実際に選ぶときのポイントのひとつとして、どのくらいの関連教育科目がカリキュラムの中に組み込まれているかという点にも注意してほしいと思います。
優秀な技術者、優秀な人間性を育む学校を選ぼう。
専門学校では、実技・実習科目の重視はもちろん、関連教育科目もおろそかにしないことを大切に考え、関連教育科目を重要視する学校が増えつつあります。
関連教育科目は、ただ知識を拡げてくれるだけでなく、人間としての成長にも大きな影響を与えてくれます。また、同時に先生や仲間との交流も、欠かすことのできない自己成長の要素のひとつです。ただ、学生数があまりにも多いと、スムーズな交流もむずかしくなってきます。大規模校では、1クラスの人数が限定されているか、先生との交流の場は確保されているのかなどの点も考慮しておきましょう。

次に大切なことは施設や設備の問題です。例えばシステム・エンジニアやプログラマなどのコンピュータ技術者を育成する学校に、コンピュータや周辺機器の台数が不足していては困ってしまいます。調理師を養成する学校で実習設備が乏しいと不安になるでしょう。文系分野の一部を除き、専門学校での教育と実習施設・設備は、密接に関連しています。ゆえに、学校を選択する際には、設備・施設が充分にそろっているか、また単に数が多いだけでなく、毎年新しい機器を導入するなど、教育環境の充実に常に力を入れているかどうかまで、チェックしておきたいものです。

人と人とのコミュニケーションが必ず存在するのが学びの場です。それだけに、優れた設備を使って教育してくれる先生の存在は欠かせません。例えば有名な非常勤講師といっても、講義は年に1回だけの場合もあれば、常に学生と接している場合もあるでしょう。このあたりは、体験入学などの機会にぜひ詳細に確かめてみてください。
あなたの一番の関心事は、専門学校卒業後の就職状況についてでしょう。学校の多くは、入学案内に各校の就職状況を掲載していますが、より詳しい情報については、積極的に学校に問い合わせたり、先輩などに尋ねてみましょう。また、その学校の卒業生の中から、一線級のプロを輩出している実績があれば、そこは相当なレベルの教育を行っているといえるでしょう。ただし、いくら優秀な人材を送り出していても、分野によっては一般に名前が知られない場合もありますから、一概に判断できない場合もあります。肝心なのは、学んだことが活かせる企業にどれくらい就職しているかという点が、一番の判断基準です。
「本気になって専門学校でやる気がありますか?」最後にもう一度、自分を見つめよう
適性判断は本来、職業を決める段階で誰もが必ず通る道です。専門学校は、職業と直結しているために、独特の厳しいムードがあります。もう一度自分を見つめて、本当に専門学校に向いているかどうか問いかけてください。