仕事のまなび場

若年無業者への支援

ニート・引きこもり等若年無業者支援事業「仕事のまなび場」

若年無業者対象就職応援プログラム 仕事のまなび場

平成30年度 若年無業者対象就職応援プログラム一覧

沿革

近年社会問題として提起されている無業状態の若年者、いわゆるニートや引きこもり、また不安定な雇用形態により生活の基盤が確立できない状態であるフリーター等に対して本協会は平成19年より支援事業を企画、展開して参りました。

支援事業については本協会内の産学交流委員会及び生涯学習・教育連携委員会(現キャリアスタディ委員会)等の複数の委員会を交えた協議により「各会員校にてその学校が設置する分野の職業体験講座を1日程度5時間以内で実施する」という事業形態が形成されました(現在はキャリアスタディ委員会が担当)。

本協会は平成16年より高等学校との教育連携事業として高校生の夏休み職業体験講座「仕事のまなび場」として現在まで延べ一万人以上の高校生が各会員校で開催された職業体験講座でのキャリア教育を実施して参りましたが、若年無業者対策については平成19年に本協会岩崎幸雄会長と松沢成文神奈川県知事(当時)とのかながわコミュニティカレッジ教育連携事業協定締結により仕事のまなび場事業が神奈川県及び同教育委員会との共催事業に移行するにあたり県事業が本格スタートする平成20年より本協会もニート・フリーター支援事業として以下の通り実施しました。

事業実施状況

講座数 受入者数 実施講座数 参加者数
平成20年 9 146 6 8
平成21年 22 135 18 73
平成22年 20 100 11 22
平成23年 13 65 8 16
平成24年 18 90 10 29
平成25年 13 65 7 19
平成26年 12 60 8 24
平成27年 10 50 9 20

また、上記講座への誘導及び啓発活動として下記日程で「仕事のまなび場セミナー~君のヤル気を仕事に変える~」と題して講演会も実施しております。

平成21年10月29日(木)15時~ 場所:かながわ県民センター 参加者数36名

平成22年10月28日(木)15時~ 場所:かながわ県民センター 参加者数38名

平成23年10月19日(水)15時~ 場所:かながわ県民センター 参加者数38名

問題点

本事業は神奈川県内の「仕事が見つからない」「自分にあった仕事を探している」「仕事を始めるきっかけが欲しい」そのような若者を対象に講座を実施する各専門学校での職業体験講座を受講することにより様々な仕事の体験ができ、ビジネスリテラシーを学ぶことによってやりがいや生きがいを見い出し、再び社会で活躍できる原動力の礎を作る事業としています。

しかしながら、ニート・引きこもり(平成22年度まではニート・フリーターと表記)状態である若者に対し限られた予算の中での告知活動では本事業が認知されるまでには到底追いつかず、参加者募集は年度一番の悩みごとでもありました。平成21年度には横浜市青少年局青少年育成課にご協力いただき、横浜市が助成金等を出資している団体に対しチラシ等の頒布や直接伺っての告知活動を実施、平成22年からは神奈川県教育委員会高校教育企画課のご支援により同県立高等学校への告知等に努めて参りましたが受講対象者の参加数は平成21年度には増加傾向であったものの平成22年度には極端に落ち込むなど参加者周知は困難を極めています。

改善点

本事業最大の問題点は前述の通り参加者の確保が難しい点が挙げられます。この点につきましては講座内容の見直しや告知方法の改善、訪問による告知活動の実施等、年度に合った工夫をしています。

しかしながら自宅等で引きこもり状態である若者に対しどのような告知方法が適当なのか?また支援団体等の連携もさらに強化していきますが、支援団体に支援されていないニート状態の若者に対しどのような広報活動が有効なのか?等を更に検討していく必要があります。

また進路や将来に具体的なビジョンが見えない高校生に対してなど支援対象者の拡大や講座表記が平成23年度より支援対象者表記が「ニート・フリーター」から「ニート・引きこもり」に変更になった事も踏まえ、本講座が就職や就学など全ての行動へのやる気のスタートラインの位置づけであることの本協会側の認識とそれに対応した講座内容の強化を図る必要があり、また参加者の状態や動向等も本協会会員校向けの研修会等を実施、参加者に対し理解と的確なサポートが出来るスキルを身につける必要があります。

今後も本事業に賛同し参加していただいている会員校との連携を強化し実りのある講座実施に努めて参ります。

本事業の今後とまとめ

若年無業者の問題は単に若者が働いていない現状というニュース的な関心だったものから貧困家庭の拡大、生活保護手当受給者の増加等国家問題に発展してきました。この問題に対し本協会はいち早く神奈川県との連携を行い支援対策に取り組み、講座等実施をして参りました。これだけのスピード感と実践力を維持できているのは神奈川県だけであると言っても過言ではないと考えます。その自負と誇りを持ってこれからもより多くの支援を必要としている若者へのサポートを行っていく必要があります。

また現在は主な事業は職業体験事業や啓発講演事業ですが、今後、就職活動支援事業に移行するのか、またはそれに伴うキャリアカウンセリング事業を行うのかは、本協会が担当できる事業と世相を見ながら協議し臨機応変に対応していく必要があると思われます。引き続き本事業にご理解いただき関係機関各位のご協力とご支援を仰ぐ次第です。